面接で転職理由を聞かれたときのコツ

介護業界に限りませんが、転職活動をしている際に、面接で転職理由を聞かれて困ったという経験がある人もいるでしょう。転職理由は、必ずと言っていいほど聞かれますが、なかなか返答に困ってしまうものです。

現実には、介護業界での転職理由は人間関係、収入が少ない、結婚・妊娠など、経営理念が合わないという4つが主な理由です。4つめに挙げた経営理念が合わないというのは、施設長や上司に対して、レクリエーションやリハビリテーションの改善案を出しても却下されてしまい、自分の思い描く介護ができないといったことが具体的にあげられます。

面接で転職の理由を聞かれたときのコツは2つです。ストレートにすべて伝えないこと、ポジティブな理由で伝えることの2つになります。

1番目のすべてストレートに伝えてはいけないというのは、特に、以前の職場に対する不平不満をそのまま伝えてはいけないという意味です。たとえば「前の職場で、人間関係をうまく築くことができず辛かった」とストレートに伝えれば、面接官は「ここでも人間関係で辞めてしまうかも」と思うでしょう。

2番目のポジティブな理由を伝えるというのは、自分のマイナス部分もプラスに変えて伝えることも含みます。コツは、後ろ向きな転職理由でも、ポジティブに変換することです。たとえば、次のように言えるかもしれません。「人間関係が上手くいかなかった」ということも「職員が協力し合える環境で働きたい」と言い換えられます。